多胎児サポート 2018

外出しにくい子育て家庭へのサポート体制を探る

平成30年2月に株式会社大塚商会様ハートフル基金より、

活動助成金をいただき、市川に合った「外出しにくい子育て

家庭へのサポート体制」を検討することになりました。

まず、以前から取り入れたいと思っていた家庭訪問型子育て

支援「ホームスタート」の導入も検討されましたが、市川は

ファミリーサポートの活動が地域に根付いているので、重複

する部分も多いのではないかという意見が出ました。

「外出しにくい」のは、生後3ヵ月以下の小さな赤ちゃんが

いる家庭、多胎児・年子の場合などが考えられます。

そこで、2ヵ月~4ヵ月の赤ちゃんを初めて育てている母親向けの講座「親子の絆づくりプログラムBP“赤ちゃんがきた!”」を市内4か所で開催し、保健センターや地域子育て支援センター、NPO等、地域の取り組みと結びつけながら、出産後、スムーズに地域に出ていけるような仕組みを考えました。

もう1つ、今年看護科が新設された和洋女子大学様のご協力を得られることができ、多胎児サポートについて検討することになりました。市川市内には多胎児出産できる産院もなく、多胎児に特化したサポートもありませんでした。

当事者が自主的に開催している多胎児サークルがあるだけで、そのサークルスタッフも活動の継続に苦労されていました。

 

 ハッピーマタニティフェスタで「双子ちゃん集まれ!」を開催し、当事者の声を聞き、家庭訪問をしながら支援活動している人たちをゲストに呼んで「つながる勉強会」を開き、支援者側の課題を共有することができました。

 


親子の絆づくりプログラムBP “赤ちゃんがきた!”

 市内4か所で実施

①シーガル・こどもセンター

 6月20日、27日、7月4日、11日  参加者数:5組

②さかえ・こどもセンター

 7月6日、13日、20日、27日    参加者数:6組 

③新井地域ふれあい館

 9月6日、13日、20日、27日    参加者数:5組

④市川教育会館

 11月12日、19日、26日、12月3日 参加者数:6組

<感想>

・地域子育て支援センター、NPO法人、市川市保健センター等、他団体とコラボして行うことのプラス面がとても大きかったです。

・どの地区でも、参加者がプログラム終了後もつながり、子育てイベント等にも一緒に参加していたことからも、このプログラムは出産後、最初の子育て仲間作りにちょうどいいプロクラムだと思いました。


つながる勉強会

 

12月7日(金)10時~12時  於)市川教育会館研修室

市川市子育て支援課、市川市保健センター、保健推進員、

ファミリーサポートセンター、NPO法人親そだちネットワークビジー・ビー、市川市福祉公社、6団体にお越しいただき、活動内容と現状・課題を話してもらい、情報を共有しました。後半、和洋女子大学看護科藤井先生から家庭訪問の際の注意点と多胎児支援の必要性を話してもらい、来年度、多胎児支援を実施していく道筋ができました。